英国の生体認証分野の監督機関が、AIを使った顔スキャンの国家的な監視が技術の急速な広がりに追いついていないと警告しました。
イングランド・ウェールズの生体認証コミッショナーであるウィリアム・ウェブスター教授は、立法の進みが遅く「現実の動きに追いつこうとしている」と述べました。
また「馬が先に行き、荷車が後から来た」として、法整備が運用開始に間に合っていないとの認識を示しました。
ロンドンでは、メトロポリタン警察が過去12か月で顔スキャンする対象をほぼ倍増させたほか、英国の小売でも利用が増えています。
さらに、メトロポリタン警察の顔認識技術(FRT)の独立監査は、警察側の要請により無期限延期になりました。
世論調査では、回答者の57%がこうしたシステムを「英国を監視社会に変えるもう一歩」と捉えているとされています。
内部告発では、店舗型の顔スキャンが、店員や警備担当によって悪意をもって一般人を監視リストに追加するなど、誤用されることがあると主張されています。
監督機関は、適切に利用を規制するため新たな法律が必要だとしています。
参照元:2026/05/04 「AI facial recognition oversight lagging far behind technology, watchdogs warn」 https://www.theguardian.com/technology/ng-interactive/2026/may/03/ai-facial-recognition-oversight-lagging-far-behind-technology-watchdogs-warn
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