マイアミのフィンテック企業Barkrは、AI向けGPUをローン担保として評価する仕組みを提供しています。Barkrは自ら融資はせず、貸し手が信頼できる価格指標と契約上の保証をまとめて提示します。保証が必要な場合、Barkrは価格を誤って債務不履行が起きた差額を支払います。
同社は2023年に設立され、これまでに収集用の車やプライベートジェットなどの価値算定を手掛けてきました。約6か月前、ある貸し手が「GPUに対して融資を始めたいが、価格を算定できる独立機関がおらず保証もない」とBarkrに相談したことがきっかけです。
GPU担保の融資が広がらない理由として、貸し手と借り手の間で残存価値の見方が食い違い、第三者が差を埋められていない点が挙げられています。Barkrは複数のAIモデルで担保として使われるGPUクラスターの価値を算定し、ミュンヘン・リーなど保険会社が支える保証で裏付けます。
CEO兼共同創業者のトーマス・ギャルブレイス氏によると、信頼できる価格があれば貸し手のリスクが下がり、借り手の金利も低くなります。同社は直近6か月で約2億ドル規模のGPU取引に関与し、年内にさらに3億ドル規模を扱う見通しです。
またギャルブレイス氏は、サンフランシスコのパネル後にNvidia本社を訪問し、AIインフラ担当の幹部らと面談したと述べています。Nvidia側は、GPUの価値を独立第三者が裏付けることや、投資適格でない企業にも同様の条件で資金を提供できる市場拡大に関心があるとされています。
参照元:2026/05/19 「The ‘Price is Right’ for GPUs: The Startup Turning Nvidia Chips Into ‘Boring’ Bankable Assets」 https://www.theinformation.com/articles/price-right-gpus-startup-turning-nvidia-chips-boring-bankable-assets
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