Kore.aiは2026年5月21日、企業がAIエージェントを構築・統制・最適化できる新基盤「Artemis」を発表しました。Artemisは、従来は数か月の開発が必要だった工程を数日へ圧縮することを目指しています。
中核には、YAMLベースの宣言型言語「Agent Blueprint Language(ABL)」があり、エージェントやワークフロー、複数エージェントの連携を定義・検証・統制します。ABLは独自のパーサー、コンパイラ、ランタイムを備え、監督、委任、引き継ぎ、ファンアウト、エスカレーション、エージェント間連邦の6つのオーケストレーションをサポートします。
さらに、自然言語の仕様からABLを生成し、テストデータ作成、デプロイ、稼働監視まで行うAIシステム「Arch」を搭載し、運用結果に基づきABLを再生成して性能を改善します。
安全性では「Dual-Brain Architecture」として、LLMによる推論と、企業の業務ルールを決定論的に実行するエンジンを同一ランタイム内で並列稼働させます。入力・出力のガードレールをプラットフォーム側で実施し、規制産業での誤作動リスク低減を狙います。
Artemisは初期提供としてMicrosoft Azureで提供され、Microsoft FoundryやAgent 365、Entra ID、Microsoft Graph APIと統合します。Kore.aiは同時に、175種類のAIモデルに対応しクラウドやオンプレミスをまたぐ「ベンダーニュートラル」な選択肢だと訴えています。
同社は、米国の大手薬局チェーンで9,000店舗を6か月で全展開した事例や、世界第2位の投資銀行で13.5万人に導入した事例などを挙げています。
Artemisは既存顧客の移行も進め、新規顧客は新基盤で開始するとしています。ABL自体は顧客が管理可能ですが、実行ランタイムは当初統合提供で、将来軽量版を用意する方針です。
参照元:2026/05/21 「Kore.ai launches Artemis AI agent platform, expands challenge to Microsoft and Salesforce」 https://venturebeat.com/technology/kore-ai-launches-artemis-ai-agent-platform-expands-challenge-to-microsoft-and-salesforce
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