アリババの研究チームは、エージェント型AIモデル「Qwen3.7-Max」を発表しました。
同社によると、モデルは約35時間の連続した自律実行を実現し、外部ツール呼び出しなどのエージェント作業を複数日単位で継続できます。
モデルは、隔離サーバ上で注意(アテンション)カーネルの最適化を行う実証を行い、35時間の間に1,158回のツール呼び出しや432回のカーネル評価、コンパイル失敗の診断を通じてコードを改良しました。
その結果、幾何平均で10.0倍の高速化を達成したとしています。
また、Qwen3.7-Maxは1,000,000トークンのコンテキスト窓と最大64Kの出力上限を備え、AnthropicのAPIプロトコルにネイティブ対応することで、Claude CodeやOpenClawなど既存の枠組みに組み込みやすい設計です。
さらに、MCP(Model Context Protocol)の統合を通じて、文書整形などの自律オフィス支援にも利用できると説明しました。
一方で、同モデルは「プロプライエタリ(独自)」かつAPI専用として提供され、重視する企業はデータをAlibaba Cloudに送る必要があります。
価格はAlibaba Cloud Model StudioのAPIで、入力1百万トークンあたり2.50ドル、出力1百万トークンあたり7.50ドルです。
モデルのエンドポイントは中国拠点であるため、政府案件などでデータ主権やコンプライアンスを厳格に求める企業には制約になり得ると指摘されています。
参照元:2026/05/22 「Alibaba’s proprietary Qwen3.7-Max can run for 35 hours autonomously and supports external harnesses like Anthropic’s Claude Code」 https://venturebeat.com/technology/alibabas-proprietary-qwen3-7-max-can-run-for-35-hours-autonomously-and-supports-external-harnesses-like-anthropics-claude-code
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