Apptio(IBMの一社)は、AIの支出が拡大する一方でROIの影響が不透明なため、企業が投資判断を行う枠組みづくりが必要だとする見解を示しました。技術投資管理レポートでは、技術リーダーの90%がROIの不確実性が投資判断に中程度以上の影響を与えると回答しており、AIでは新たな予測不能なコストが計算をさらに難しくするとしています。
また、45%の組織がAIによる効率化で生じた節減を再投資してイノベーションを賄う計画である一方、既存予算をAIへ振り替える企業の多くは、トレードオフの明確化を求めていると述べました。
同社はAI ROIを最適化の問題として捉え、「業務課題から出発」「成功の定義」「適切なKPI設定」「機会費用を含めた全体最適」を行うべきだと提案しました。
その上で、技術ビジネス管理(TBM)により、IT財務管理、AI FinOps、戦略ポートフォリオ管理を統合し、労務、インフラ、推論、ストレージ、アプリケーションまで含むAIコストと価値を多面的に把握できると説明しています。
TBMはコスト急騰の早期検知や、オンプレとクラウドで変化する支出の可視化、複数ツールの比較、プロジェクト単位・ポートフォリオ単位でのROI評価を可能にし、取締役会や予算根拠に耐えるデータ提供につながるとしています。
AIを「賭け」ではなく管理された投資として扱い、スコープ、成果、コスト要因、準備状況の明確化を進めるべきだと結論づけました。
参照元:2026/05/13 「Turning AI cost spikes into strategic growth opportunities」 https://venturebeat.com/orchestration/turning-ai-cost-spikes-into-strategic-growth-opportunities
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