テンセントのHunyuanチームは、Mixture-of-Experts型のオープン重量モデル「Hy3」のフルバージョンを公開しました。2950億パラメータのうち、推論1回で21Bが有効となる設計で、トップ8ルーティングと256Kのコンテキスト長を備えます。
同社は4月に出したプレビュー版から行動面を改善し、タスク実行や対話の問題を修正したとしています。公開前に50以上の社内チームからフィードバックを集め、ポストトレーニング手順も拡張したと説明しました。
大きな変更点はライセンスです。Hy3は従来のプレビューと異なり、Apache 2.0の許諾条件で提供するとし、地域による制限がない点を前面に出しました。
評価では、テンセントが270人の専門家によるブラインドテストを実施し、Hy3がGLM-5.1に対して得点で上回ったと報告しました。一方でコーディング領域では、新しいGLM-5.2がSWE-benchやTerminal-Benchなどで優位とされ、Hy3は検索やツール連携、長文検索で強みを示したとしています。
信頼性面では、幻覚率が12.5%から5.4%へ半減したほか、常識エラー率や多ターンでの問題率も低下したと公表しました。
運用コストについては、GLM-5.2が約744Bで必要メモリが大きいのに対し、Hy3はFP8で300GB未満とされ、より少ないGPU構成で提供できる可能性を示しました。推奨構成としてNvidiaのH20-3eを挙げ、輸出規制に配慮した設計だとしています。
テンセントはOpenRouterで2週間無料提供するとしています。独立検証は今後としつつ、ライセンス障壁が解消されたことで、欧米の企業が調達判断にHy3を含めるかが焦点になりそうです。
参照元:2026/07/07 「Tencent’s Apache-licensed Hy3 takes on GLM-5.2 at half the size — and wins everywhere except coding」 https://venturebeat.com/technology/tencents-apache-licensed-hy3-takes-on-glm-5-2-at-half-the-size-and-wins-everywhere-except-coding
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