Expedia、AIを継続稼働させる原則と「Agentic Release」導入

Expedia Groupは、旅行者向けのAIを単発で動かすだけでなく、規模拡大後も安全に継続運用するためのML/AI原則を社内で定めました。
同社はパーソナライズやランキング、レコメンデーションに加え、不正防止や顧客サポート、生成・エージェント型AIにも数年にわたり取り組んできた経験を基にしています。
原則は、モデルの技術指標ではなくビジネス成果と旅行者体験の向上を測定し、開発・学習・監視のコストに見合う価値を重視する内容です。
さらに、強いベースラインから始め、複雑さは必要性がある場合に限ることや、オフライン評価とオンライン評価の両方を必須とする方針を掲げています。
実装面では、エージェント型AI機能をリリースする前に推奨・場合によっては必須の確認を行う「Agentic Release」トールゲートを導入しました。
評価や安全な段階展開、モニタリング、所有責任の明確化などを具体的な要件に落とし込み、SDLCに自動化も進めるとしています。
信頼性については、ライフサイクル全体の明確な責任分担、承認済み基盤とガバナンス遵守、リスクに応じたレビュー、人の関与、フェアネスやプライバシー、ロールバック可能な安全展開、継続監視と適応を重視しています。
同社はこれらの基準により、実旅行者や取引先に影響するAIを「長く使える責任あるAI」として提供するとしています。
(Xavi Amatriain氏、Expedia GroupのChief AI and Data Officer)

参照元:2026/07/07 「What billions of AI predictions taught Expedia before the age of AI agents」 https://venturebeat.com/orchestration/what-billions-of-ai-predictions-taught-expedia-before-the-age-of-ai-agents

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