Expedia GroupのXavi Amatriain氏(同社初のチーフAI兼データオフィサー)がVB Transform 2026で、AI開発では「評価(evals)が新たなPRDになる」と述べました。
同氏は、evalsを通じて製品に求める挙動を事前に符号化し、レッドチーミング等のセキュリティ要件も含めて、コード着手前に製品設計へ埋め込むべきだと説明しました。
また、AI支援や生成コードが一般化すれば、思考の多くがevalsに集約されるとの見通しも示しました。
さらに、ガードレールや人工的な業務ルールを増やすほど脆さや学習のフィードバック歪みが生じるとし、影響を時間とともに最小化したい考えを示しました。
一方で、最高リスク領域には強いガードレールが必要という意見も出ました。
Expediaは原則、運用プロセス・ツール、そして自動化の三層で統治し、エージェントのリスクに応じて「リリースのトールゲート」を段階化するとしました。
トールゲートは評価ラウンド、レッドチーム、セキュリティ審査をリスク区分に紐づけ、必要性はリスク上昇とともに高める運用です。
加えて、単一の巨大知能ではなく専門エージェントを組み合わせる設計が、個別評価による安全化にもつながると述べました。
旅行予約ではユーザーが最終クリックを行う設計を「非交渉」とし、推薦や相談は行っても購入・予約の実行権は利用者に残すべきだとしました。
同氏は脅威は人だけでなく他の強力な外部AIシステムからも生じ、検知だけでなく修正までの時間が重要になると警告しました。
参照元:2026/07/22 「Evals are the new PRD, Expedia’s AI chief tells VB Transform 2026」 https://venturebeat.com/security/evals-are-the-new-prd-expedia-ai-chief-tells-vb-transform-2026
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