ハーバード大学の歴史・法研究者で『ニューヨーカー』のスタッフライター、ジル・レポア氏が新著『The Rise and Fall of the Artificial State』で、AIを含む技術が民主主義を「人工国家」に置き換える構図を論じました。
レポア氏は、国の機能が民間の多国籍企業に移り、公開の議論の場が企業によって所有されることで、市民の意思決定が注目や怒りの収益化に置換されると指摘しました。
さらに、XやFacebook、TikTokなどの公共プラットフォームではボットが人間より多く、政治もデータ化された計測により「より人工的」になっていくと述べました。
選挙では有権者がChatGPTに投票方法を尋ね、選挙広告やメッセージがAIで作られる例も挙げ、AIが対抗し合う形になる可能性を警告しました。
一方で、卒業式でAIセレブリティに対する学生の反発や、大学・地域での議論が民主主義の立て直しにつながるとの見方も示しました。
同氏は、企業側が「民主主義によりガードレールを」と訴えるのは自己都合もあるが、市民が話し合いの場を持つこと自体は必要だと強調しました。
参照元:2026/07/21 「Dr. Jill Lepore on why AI backlash is vital for the future」 https://www.theverge.com/podcast/967884/jill-lepore-history-ai-artificial-state-elon-musk
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