OpenAIは6月26日、次世代GPT-5.6モデル群の限定プレビューを発表しました。Sol、Terra、Lunaの3モデルを能力別に用意し、開発者や企業の業務フローを再設計する狙いです。
提供は当面、APIとCodex経由で信頼された特定のパートナーや組織に限られます。
同社は、6月2日にトランプ大統領が出した米国の大統領令に基づき、モデルとリリース計画を米政府に共有して安全性と適切性を評価する手続きを進めたとしています。
ホワイトハウス側の要請により小規模な限定プレビューから開始する方針で、手続きは30日程度とされています。
価格は、旗艦のGPT-5.6 Solが入力100万トークン当たり5.00ドル、出力30.00ドルです。
Terraは入力2.50ドル、出力15.00ドルで「2倍安い」とし、Lunaは入力1.00ドル、出力6.00ドルとしました。
GPT-5.6 Solには推論時間を明示的に拡張する「max」モードと、複数のサブエージェントで長期タスクを分担する「ultra」モードが導入されています。
また、APIではプロンプトキャッシュの仕組みを改め、キャッシュの最低寿命を30分に保証し、キャッシュ読み取りを大幅割引することでコストの予測可能性を高めます。
安全面では、約70万A100e GPU時間を自動レッドチーミングに投入し、ユニバーサルな脱獄手法の探索を行ったと説明しました。
さらに生成中にリスクを検知した場合は処理を一時停止し、大型モデルで再確認して出力をユーザーへ到達させない多層の防護を実施します。
一方で、企業の防御的なセキュリティ作業でも誤検知が起き得るとして、プレビュー期間は生成の停止や拒否、レイテンシーの一時的な上昇が生じる可能性を示しました。
OpenAIは米政府とのアクセス調整を続けつつ、政府アクセスが長期の標準になるべきではないとも述べています。
一般提供は今後数週間かけて段階的に拡大する見通しです。
参照元:2026/06/27 「OpenAI unveils GPT-5.6 Sol, Terra and Luna models — but only accessible to limited preview partners for now, per US Gov」 https://venturebeat.com/technology/openai-unveils-gpt-5-6-sol-terra-and-luna-models-but-only-accessible-to-limited-preview-partners-for-now-per-us-gov
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