Sakanaは6月22日、複数のAIエージェントを自動で統合する「Fugu」を、OpenAI互換の単一APIとして商用提供すると発表しました。
同社は、特定のモデルに依存しない運用を可能にすることで、ベンダーロックインや輸出規制に伴う利用停止リスクへの耐性を高める狙いです。
CEO兼共同創業者のDavid Ha氏は、米政府の輸出管理命令を受けてAnthropicが「Claude Fable 5」などの公開アクセスを停止した流れを踏まえ、Fuguが複数モデルの“プール”を動的に切り替えると説明しました。
Fuguは依頼内容を分解し、専門モデル群に下請けタスクを委任して検証し、最終出力を合成する仕組みです。
ユーザーには標準APIのエンドポイントとして抽象化され、実際にどの基盤モデルを選ぶかや協調方法はプロプライエタリとして非公開としています。
提供形態は高速の「Fugu」と、高度で高リスク用途向けの「Fugu Ultra」の2種類で、Ultraは研究・サイバー分析・特許調査などを想定します。
同社のベンチマークでは、LiveCodeBenchでFuguがFable 5を上回り、SWE-Bench ProではFugu UltraがClaude Opus 4.8を上回ったとしています。
価格は月額サブスクと従量課金があり、Fugu Ultraは入力1百万トークン5ドル、出力1百万トークン30ドルなどの固定料金体系です。
また、EU/EEAでは提供を制限しつつ、企業のデータ順守のために特定モデルの除外や学習利用オプトアウト等の制御を用意するとしています。
参照元:2026/06/23 「No Claude Fable 5? No problem: Sakana achieves frontier performance with new Fugu multi-model, auto synthesis system」 https://venturebeat.com/orchestration/no-claude-fable-5-no-problem-sakana-achieves-frontier-performance-with-new-fugu-multi-model-auto-synthesis-system
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