フランス・カンヌの広告祭会場で、パブリシス傘下のDigitas North America CEOであるAmy Lanzi氏が、AIが広告を救うという見方に否定的な見解を示しました。氏は、AIをめぐる提案で「勝てば支払う」など誇大な約束が飛び交い、長期的には業界に人材面の問題を生むと警告しました。
また、広告業界で語られてきた自動化の期待はプログラマティックの再来だが、実際には人の知見やブランドの文脈が不可欠だと説明しました。
氏は自社の体制について、データ&アナリティクスを「インテリジェント・プラットフォーム」に拡張する役割や、顧客の「マーケティング・システム」を設計する役割を新設したと語りました。
さらに、従来のCMOはキャンペーン運用中心で「終わる」とし、CMOからCGO(Chief Growth Officer)へ移行し、データ層を基盤に事業成果へつなげるべきだと述べました。
AI活用は創作の“ストーリー”そのものより、生成や作業を効率化して学習と改善を回すことに価値があるとし、広告は無限のコンテンツ競争ではなく、継続的に効果を検証する仕組みが重要だと強調しました。
カンヌで注目されるクリエイター経済については、自由と枠組みの交換が鍵で、規模が大きくなれば運用支援が必要になるとの見方を示しました。
Digitasは今後、媒体・制作・CRMを個別に最適化するのではなく、成長エンジンとして統合する「マーケティング・システム」構築に注力するとしました。
参照元:2026/07/03 「AI won’t save advertising, says Digitas’ Amy Lanzi」 https://www.theverge.com/podcast/959792/digitas-ceo-amy-lanzi-cannes-ad-industry-marketing-ai-creators
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