マスクがAnthropicと提携、データセンターの計算資源を提供へ

イーロン・マスク氏は、xAIのライバルと見られていたAnthropicと業務提携し、同社にメンフィスのデータセンターキャンパスへのアクセスを提供する契約を結びました。これまでマスク氏はAnthropicを「Misanthropic」と呼ぶなど対立姿勢を示していましたが、先週Anthropicチームと面会したうえで、契約を決めたと述べました。
AnthropicはClaude CodeやCoworkが好調な一方、需要に応じた計算資源の確保が課題になっていました。今回の提携により、同社は計算基盤を即時に確保できる見通しです。
一方でマスク氏は、同提携がSpaceXを含む企業群の資金面での改善につながるとしており、同社は来月のIPO準備を進めています。さらに契約に関連し、Anthropic側は軌道上のデータセンターに関心を示したと発表しており、マスク氏はIPOの場で外宇宙データセンター構想を後押しできる可能性があります。
また、マスク氏が数週間前にCursorへ計算資源を提供し、同社の買収オプションや100億ドルの解約金をめぐる条件を提示していた点が焦点です。Anthropicの勢いが増せばCursorの見通しがさらに厳しくなり、条件をめぐる争いが再燃する可能性もあります。
今回の提携は、AI業界で流動的な競争関係が「敵の敵は味方」の形で再編されていることを示す動きです。

参照元:2026/05/10 「AI Finds Necessity in Frenemies」 https://www.theinformation.com/articles/ai-finds-necessity-frenemies

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