S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500に入る巨大企業の基準を緩める案について先週からパブリックコメントを募集しています。
同社は対象企業名を挙げていませんが、SpaceXのIPOやOpenAI、Anthropicの上場が想定されているとみられています。
同案が実施されれば、指数連動型の投資家が、上場直後の投機的で評価が高い銘柄を実質的に買い付ける局面が生じ得ると指摘されています。
現行ルールでは、企業の収益性や、指数への組み入れに必要な株式の流通量が定められています。
また、上場後に一定期間が必要な「シーズニング」もあり、これが組み入れの可否に影響します。
S&Pは、メガキャップ企業(時価総額上位100社)に適用する変更案を提示しており、コメント期限は5月28日です。
変更が反映されるのは6月8日で、SpaceXは6月に上場が見込まれています。
エロン・マスク氏は、S&PだけでなくNasdaqやMSCIにも迅速な採用を働きかけてきました。
NasdaqはすでにNasdaq100の採用を容易にしており、同社株がNasdaqで取引される可能性があると報じられています。
記事では、S&P500が約20兆ドル規模の指数連動資金で追跡されていることから、今後6〜12か月で大規模な買いが発生し得るとしています。
一方で、ルール緩和に否定的な見解として、IPOのシーズニング短縮や、流通株比率の免除、財務健全性要件の免除は投資家の損失リスクを高め得ると論じられています。
また、1999年にドットコム・バブルのピーク付近でYahooがS&P500に加わり、その後大幅下落した例が挙げられています。
S&Pは「指数が測定対象の市場を最も適切に反映する」ことを目的にしているとしています。
参照元:2026/05/07 「Why SpaceX Might Land in Your Mother’s Index Fund」 https://www.theinformation.com/articles/spacex-might-land-mothers-index-fund
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