OpenAIは、サイバー防衛に携わる個人やチームが必要な分析を行えるようにする「Trusted Access for Cyber(TAC)」を拡大すると発表しました。
対象は、本人確認を済ませた個人が数千人規模、重要なソフトを守る責任を持つチームが数百単位です。
拡大の中心は、防御目的のセキュリティ業務向けに微調整したGPT-5.4の派生モデル「GPT-5.4-Cyber」です。
同モデルは一般のGPT-5.4と異なり、防御に正当性がある依頼に対する拒否閾値を意図的に低くし、マルウェアやバッファオーバーフロー等の説明を妨げる“拒否の摩擦”を減らす方針です。
特に、ソースコードがないバイナリに対するリバースエンジニアリングを含む防御的ワークフローを支援するとしています。
一方で、TAC利用者もデータの窃取やマルウェアの作成・展開、破壊的または無許可のテストなどは禁止行為は変わりません。
また、ゼロデータ保持環境での利用は制限され、段階的アクセスの統制上のトレードオフだと説明しています。
TACは、チャットgpt.com/cyberでの個人認証と、企業は担当者経由でチーム認証を申請する二経路で進めます。
さらに、モデルの安全性はモデル内だけでなく監視やルーティングなど複数層で運用する設計だとし、準備フレームワークに基づく高リスク時の別モデルへの迂回にも触れています。
OpenAIは段階的なロールアウトを進め、検証済みのセキュリティベンダーや組織、研究者から提供を開始するとしています。
参照元:2026/04/20 「OpenAI Scales Trusted Access for Cyber Defense With GPT-5.4-Cyber: a Fine-Tuned Model Built for Verified Security Defenders」 https://www.marktechpost.com/2026/04/20/openai-scales-trusted-access-for-cyber-defense-with-gpt-5-4-cyber-a-fine-tuned-model-built-for-verified-security-defenders/



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