MCPはツール呼び出し、A2Aはタスク調整。残る課題はエージェントの輸送方式

AIエージェントの通信をめぐり、プロトコルは乱立から統合へ向かっていると報じられました。モデルコンテキストプロトコル(MCP)をAnthropicが2024年末に公開し、ツール呼び出しの層を標準化したほか、Linux Foundationが2026年4月時点で1万件超の公開MCPサーバーと月間1億6400万回のPython SDKダウンロードを確認したとされています。
Googleが2025年4月に公開したAgent2Agent(A2A)は、複数エージェント間でタスクを委譲する調整の層を担い、6月にLinux Foundationへ寄贈されたと伝えられました。
また、IBM ResearchのACPはメッセージ封筒形式として軽量なエージェント間通信を扱い、独立ワーキンググループのANPはDIDやJSON-LDでエージェントの発見と識別を支えると説明されています。
一方で、これらはいずれもHTTP上で動くため、NAT環境では到達可能なサーバー前提が崩れ、リレー経由の集中化が遅延とコスト、障害要因になります。
記事は、UDPのホールパンチングやSTUN、QUICなどの技術は存在するが、エージェントに必要な「能力ベースのルーティング」が輸送層の難所だと指摘しました。
今後12〜24か月は実装の多様化が続き、2027〜2028年にIETFやW3Cの標準化成果とオープンソース実装が事実上の標準を形成する可能性があるとしています。

参照元:2026/06/15 「MCP solved tool calling. A2A solved coordination. What solves transport?」 https://venturebeat.com/orchestration/mcp-solved-tool-calling-a2a-solved-coordination-what-solves-transport

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